
第5回
並行輸入品こぼれ話① あるある~
2018/6/7
突然ですが、お気に入りのコスメをリピート買いして違和感を覚えたこと、ありませんか?
香りが違うような気がする
前に使った時はもっと保湿力があったような…
もしかして偽物なんじゃない?!
ちょっっと待って下さい。その直感、当たっているけど外れているかもしれません…
コスメの森で迷子なあなたの足元を照らす、コスメ案内人らぼ子です!
実は、コスメはマイナーチェンジを繰り返しているんです。
パッケージの変更や新成分が配合される、明らかなリニューアルとは別に、
香料・防腐剤・エキスなどに変更がある場合があるのです!
「何でそんなことするの?! 最初に使ったものを気に入ったからリピート買いするのに!」
まじそれな。
この恐ろしい現象は他のジャンルでも、ロングラン商品であるほど発生しやすいのです…
らぼ子も昔から好きだったお菓子が味を変えた時は呆然としました。
コレ、別物だから。同じ顔しないで?後継だなんて認めない、絶対。
って気持ちにもなります。わかります。(プリッツのロースト味、君のことだよ。)
まぁ、理由は原料の値上がりで商品の価格を変えない為に成分を変更したり、
植物由来原料の収穫量を確保できずに香料を変更するなどで、メーカー側も仕方なくという場合もあるようです。
そしてココからが本題です。らぼ子と同じような悲しい体験をした方はもうお気づきですね?
そうです。一度変えられた味や配合成分は元に戻ることなく、初代ユーザーの希望とは違う方向に行きがちなのです。
これはヒット商品に対して、新規ユーザー獲得の為に万人受けするものへとシフトしていくからなんです。
思い出してみて下さい。違和感を覚えたものは初代よりクセのないテクスチャーや香料が軽い印象へシフトしていっていませんでしたか?
コレが、当たっているけど外れているかも の正体です。偽物ではなく、変わってしまったんです…
長く愛される為に、改良し続ける事で飽きさせない、という戦略がコアな個性を失わせる…
どのジャンルにもあるある話。
初代ユーザーになりがちなあなた、運命の相手に出会った時は乱獲するのも一つの手かもしれませんよ?
現場からは以上です。
次回は「オーガニックだけど肌に合わない化粧品①」をお伝えしますね!