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並行輸入品とは?仕組みと代理店商品との違いを解説

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「並行輸入品とは?」と聞かれて、正確に説明できる方は意外と少ないかもしれません。
並行輸入品とは、海外のメーカーと契約した国内正規代理店を経由せずに海外から直接輸入された商品のことを指します。特に、化粧品、アパレル、高級ブランド品などの分野で多く見られ、代理店商品よりも価格が安いことが魅力です。

しかし、並行輸入品には保証や代理店商品との違いもあるため、価格の安さだけで購入するのは注意が必要です。
本記事では、並行輸入品と代理店商品の違い、購入時の注意点、そして信頼できる業者の選び方について詳しく解説します。

目次

  1. 並行輸入品とは?基本の定義を解説
  2. 並行輸入品と代理店商品の違い
  3. 並行輸入品のメリットとは?
  4. 並行輸入品を購入する際の注意点
  5. 並行輸入品の購入先を選ぶポイント
  6. まとめ|並行輸入品と代理店商品の違いを理解し、賢く選ぼう

並行輸入品とは?基本の定義を解説

並行輸入品の定義

並行輸入品とは、海外メーカーの国内正規代理店を通さずに海外から直接輸入された商品のことを指します。

国内の一般的な流通ルートとは異なり、企業が独自のルートで海外から仕入れた商品を販売する形態です。

例えば、海外ブランドの化粧品を取り扱う企業が、日本国内の正規代理店を経由せずに海外から直接仕入れて販売するケースが該当します。

並行輸入品と代理店商品の流通ルートの違い

  並行輸入品 代理店商品
仕入れルート 海外の販売店・輸出業者から直接購入 メーカーと契約した国内正規代理店経由
  直接購入 代理店経由
販売元 並行輸入業者 国内正規代理店
価格 安価に販売されることが多い メーカー指定の価格で販売
保証 メーカー保証なし メーカー保証あり
仕様 海外のオリジナル仕様 一部国内仕様へのカスタム

並行輸入品と代理店商品の違い

価格の違い|なぜ並行輸入品は安いのか?

並行輸入品が代理店商品より安価な理由は、以下のような要因によるものです。

  • 海外市場の価格差:日本より安く販売されている国から仕入れる
  • 流通コストの削減:メーカーの正規代理店を通さないため、中間コストが発生しない
  • 為替レートの影響:円高時にはさらに安く仕入れが可能

保証やアフターサービスの違い

並行輸入品の最大のデメリットの一つは、メーカー保証が適用されない点です。
正規代理店で購入した場合、メーカー保証が付きますが、並行輸入品は保証対象外です。
また、販売店によって保証やサポートが異なります。

日本国内の安全基準と製品仕様の違い

海外で販売される製品は、日本国内の安全基準を満たしていない場合があります。
特に、化粧品に関しては、含まれる成分が日本の規制に適合した成分であるか確認する必要があります。海外では一般的でも、日本では配合が認められていない成分が含まれていることがあるため、輸入前に成分を精査することが不可欠です。
株式会社KAZUが輸入している商品は、自社で安全確認を行い、日本の規制に適合しているかのチェックを行った上で薬機法に基づき販売しておりますので、安心してご使用いただけます。

並行輸入品のメリットとは?

代理店商品よりも安く購入できる

前述のとおり、為替レートや流通コストの削減によって、代理店商品よりも安価に購入できることがメリットの一つです。

国内未発売の商品を手に入れられる

海外限定モデルや、日本未発売の商品を購入できるのも並行輸入品の魅力です。
特にブランド品や化粧品などは、並行輸入でしか入手できない商品が多くあります。

希少なブランド・モデルを入手可能

限定品や廃盤商品など、国内市場では手に入らない商品も、並行輸入品として流通していることがあります。

並行輸入品を購入する際の注意点

偽物・コピー商品のリスク

オークションサイト、フリマアプリでは偽物やコピー商品が混在している可能性があり、購入は自己責任となります。きちんと輸入業者のシール(日本語の全成分表示がされている)が貼られている商品は、「化粧品製造業許可」及び 「化粧品製造販売業許可」を取得した業者によるチェックを受けたものである目安となります。

海外で製造される化粧品を輸入し、日本で販売するには「化粧品製造業許可」および「化粧品製造販売業許可」という資格が必要になります。 「化粧品製造業許可」は、化粧品の生産、包装、成分表示、保管などをするために必要な許可です。 また、「化粧品製造販売業許可」は輸入した化粧品を販売するために必要な許可です。
株式会社KAZUはいずれの許可も取得し、自社で安全確認をおこなった上で、薬機法に基づき販売しています。 

返品・交換ポリシーが販売店ごとに異なる

並行輸入品はメーカー保証が受けられません。販売店によっては保証やサポートが異なるため、購入前にきちんと確認することが重要です。

並行輸入品の購入先を選ぶポイント

法人の販売業者を選ぶ(個人販売は要注意)

信頼性の高い業者を選ぶために、実店舗を持つ販売業者や法人運営のECサイトを利用することをおすすめします。

成分・品質管理が徹底された業者を利用する

特に化粧品の場合、適切な許可を取得している事業者および安全性が確認された商品を販売する業者を選ぶことが重要です。

まとめ|並行輸入品と代理店商品の違いを理解し、賢く選ぼう

並行輸入品を選ぶ際には、単に価格の安さに注目するのではなく、品質、保証、販売店の信頼性など、多角的な視点から判断することが重要です。

代理店商品と並行輸入品の違いを理解し、それぞれの特徴を踏まえた上で、自分のニーズに合った商品を選びましょう。

 

 

 

 

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